
自分で試して、よさを知る
バイヤーの専門職として人々の生活に宝物を
2009年入社
ステーショナリー商品部
今津 朋子さん
01 私がハンズを選んだ理由
映画やドラマ、読書や舞台など人にエンターテイメントを届けることが好きな私は大学では映像を専攻して文献を読みながら映画について学び、舞台演出の裏方を担うサークルに所属していました。学生時代のアルバイトはテーマパークでのお土産販売です。学んできたこと、アルバイトに共通しているのが人に感動や驚き、楽しさを与えるための裏方に徹していること。就職活動の際もその点を重視していくつかの小売業を受け、その中からハンズを選びました。ハンズに決めた理由は、面接でした。ハンズの面接は少し特殊で一次面接から1対1で20分ほど話を聞いてくれたのです。まさか一次面接でしっかりお話をする時間が設けられているとは思わず、緊張した状態で臨んでしまいました。ところが、面接担当者はそれをしっかりと受け止めてくださり、私は飾らずにお話ができました。私の意図や気持ちを汲み取ってお話を聞いてもらえたことは私にとっては大きなポイントです。

02 ハンズで働くということ
今の私はステーショナリー商品部のグループマネージャーとしての業務であるマネジメントやバイヤー業務、特集企画の立案などのかたわら、新商品など文房具を紹介するインスタライブにも出演しています。現在は文具チームとして働いていますが、最初に配属されたのは店舗で、インソール・サポーター商品の担当でした。私の勉強不足だったのですがハンズにはそういった商品を扱っているイメージがなくて、入社時の研修でそういった商品を取り扱っていることを知りました。そんな状態だったので配属先がインソール、サポーター担当だったことに驚き、少しだけ戸惑いました。ところが中に入ってみると自分が知らない世界の知識が増えていくことや、商品のよさを見出すことに喜びを感じ、アグレッシブに取り組めました。そしてアロマ用品や入浴剤の担当を経て当時のMD企画部というバイヤー業務を担当する部署に異動します。最初はヘルス&ビューティのバイヤーアシスタントとしてバイヤーのアシスタント業務に当たりました。そして5年が経過して任命されたのがステーショナリーバイヤーのグループマネージャーです。店舗でもインソールやサポーターなどのヘルス寄りの売り場を経験していますし、アシスタントバイヤー時代もヘルス&ビューティを担当していたので、ステーショナリーへの異動は一番の衝撃でした。しかし、取扱う商品が変わっただけで私のやるべきことは変わっていないと感じています。
バイヤーの仕事は数ある商品の中から、魅力的なものや楽しんでもらえるものを探し出して調達し、その商品の魅力をお客様に伝える仕事です。お客様から私のインスタライブを見て「買いました!」とコメントが届くと、「伝わったんだ!」と嬉しくなります。

03 私のこだわり
私がハンズに入社してからずっとこだわっていることは、「まずは使ってみる、試してみる、感じてみること」です。興味がないものでもその世界を体感してみることでそのよさや楽しさがわかります。もともと文系でインソールには縁がなかった私ですが、インソール売り場に配属されて、インソールを試したところその心地よさを知りました。アロマに関係する担当に配属されたときの私はアロマが好きどころか、香りものが大の苦手。その上アロマのボトルには呪文のような名前が書いてあって、品出しにも苦労する状態でした。ですが接客のためにアロマ検定を取ろうと思いました。アロマ検定に合格するためには香りを判別する必要があります。そこで店頭でさまざまなアロマ製品の香りをかいだりメーカーさんにサンプルをいただいたりしながらアロマについて学びました。今では自宅でもキャンドルを置き、香りのある生活を楽しんでいます。
私は文具のインスタライブでもその気持ちで商品を紹介しています。自分で使ってみて、商品のよさや魅力を多くの人に伝えるためにどうすればよいのか、と常に自問自答しています。私にとってハンズは宝物をつくる場所です。商品を販売して終わりではなく、商品を手にした後の生活を宝物にしてくれる場所です。今は文具メーカーさんと二人三脚で店頭でのプロモーションについて考えたり、ゼロベースで新製品の開発に関わったりすることがあります。そういった取り組みを通じて、私もお客様の生活を宝物にする役割を担えればと思っています。
04 10年後のわたし
今はバイヤーとしての業務に取り組んでいますが、今後もバイヤーとして活躍できればと考えています。ハンズでのお買い物が多くの人にとって楽しくて日々を豊かなものにできるよう、バイヤーとして商品選定に尽力し、店頭の価値を向上させたいです。もっともっとハンズで取り扱っている商品や企画がたくさんの人に伝えられるような仕事をしていきたいです。
そのためには商品を選定して調達するだけでなく、お客様に検討していただけるようにSNSやホームページなどのWeb媒体で伝えることも加速していきたいです。またバイヤーとして、後身の育成も私の使命だと考えています。バイヤーの仕事は店舗の仕事は異なる部分もありますので、店舗から異動してきたメンバーがすぐになじんでバイヤーの使命を全うできるような人を育成したいと考えています。

休日の過ごし方
これまでひとりで楽しむ映画や読書がおもな趣味でしたが、最近は友達とのカフェ巡りが気分転換になっています。友達からいろいろな話を聞くことで、トレンドの変化を察知できますし、カフェに行くだけで刺激になります。近頃は固めのプリンを食べに行くのがブームです。