
データに基づき課題を解決
ハンズの将来を切り拓く
2021年入社
渋谷店
澁谷 暁さん
01 私がハンズを選んだ理由
就職活動は人に繋がる仕事がしたいと考えて、不動産開発や文具メーカー、小売業などを視野に入れていました。小売業の中ではハンズの企業規模は魅力的でした。しかし私がハンズへの入社を心に決めたのは、ハンズで働く人が持つ紳士的な雰囲気と自由な風土です。在学中にハンズのインターシップに参加していたのですが、そのときに関わった社員の方の学生たちへの態度が紳士的かつ気さくなものでした。また私が就活していたのは新型コロナウイルス感染症が蔓延し始めたころで、説明会や面接等のオンライン開催への切り替えは一般的ではありませんでした。しかしハンズはすぐさまオンライン開催に切り替えていて、他社と比較するとフレキシブルに対応したのです。その様子を見て自由な社風な会社であると実感しました。

02 ハンズで働くということ
今の私が担当している仕事は革小物やバッグ売り場での業務やフロアの運営です。ハンズの役割のひとつはお客様に体験を提供できることだと考えています。DIYなどのワークショップも体験ですし、実物を手に取り比べながら買い物をすることも体験です。「今日買いたいからハンズに来た」というお客様も多いでしょう。だから私は親身になってお客様の求めているものを探すことに力を入れています。ハンズにないときは周囲の小売店に電話をして在庫の有無を確認するほどです。そういった接客を続けることでハンズのファンが増え、次回の来店に繋がるのではと考えています。
とはいえもともと私は人と関わることが苦手で、初めて店舗に出るときは心細くてたまりませんでした。ところがふと周りを見渡すと、四方八方からスタッフが私を見てくれていたのです。私に困ったことがあったらすぐにかけつけられるように待機しているようでした。あの光景はハンズの魅力である人の良さを象徴していると思います。
そういった先輩たちの後押しによって、懸念していた接客にもアグレッシブに取り組むことができました。印象的なのが、私が傘を選ぶお手伝いをしたお客様からいただいたお褒めのメールです。メールには「傘の色について店員さんに相談すると、『それはお客様の好みですよ』と返されることが多い中で、澁谷さんには親身になっていただけた」と書かれていました。自分は接客が苦手だと思い込んでいたけれど、苦手ではないのでは?と思った瞬間です。

03 私のこだわり
私が店舗での接客でこだわっていることはお客様を最優先に考えて仕事を組み立てることです。仕事は優先順位を決めて取り組むのがセオリーといわれていますが、優先順位が低い仕事は進めなくていいというわけではありません。接客は突発的な仕事の連続であることを念頭において、時間に余裕があるときにできる限り手持ちのタスクを完了させて常にお客様と向き合う余力を確保しておくことが大切です。
また渋谷店の数字の達成や課題の解決にもこだわっています。ハンズの店舗での仕事は接客が多く、接客にモチベーションを求めがちですが、接客は数字として結果が表れにくいという難しさもあります。だからこそ、私は接客だけではなく店舗としての数字の達成にも力を入れています。フロアのレイアウトの変更によって狙い通りの数字が出ると、やはり嬉しいものです。
渋谷店のスタッフで力を合わせ、お取引先様にも掛け合って実現したイベントや企画によって目標を120%達成したことがあるのですが、そのときは心が高ぶりました。最終的にその企画は多くの店舗に広がっています。
04 10年後のわたし
いま、ハンズは新しく生まれ変わろうとしている最中です。私の中長期的な目標は新しいハンズの中心的な役割を担う人材になることです。ハンズに入社する前は、ハンズは柔軟な社風だと思っていました。店舗に配属されて気さくで自由な雰囲気を感じた反面、ボトムアップの難しさに直面したこともあります。そういった課題を解決できるようなシステムをづくりたいと考えています。たとえば現在のハンズはよい意味で感覚的で、数字やデータに基づいた施策が少ないように感じています。エモーショナルな部分も重要ですが、データを拠り所にした取り組みもこれからの時代には求めれられてくるでしょう。そういった役割を私が担えればよいなと思っています。
小型店舗等での試験的な店舗の運営やITを活用した売り場、システムづくりにも関心があります。
まだまだ私は学んでいる最中で、すぐに目標を達成できるわけではありません。しかし身近なところから、職場の課題を解決すべく前向きに取り組んでいます。不満を抱えているメンバーがいれば話を聞いて不満を抱え込まないように配慮しています。私ができることはまだ小さいかも知れませんが日々の業務に真摯に取り組みながら、目標を達成できるように全力を尽くしたいです。

休日の過ごし方
小売業は長期休暇が取りにくいというイメージがありますが、ハンズでは「なんでマックスの日数で休暇を取得しないの?」と言われるほど、休みやすい雰囲気です。初めての夏休みは母と弟を北海道旅行に招待しました。旅行は終始楽しく、皆が笑顔で心に残っています。