端材でハンズメイド大賞 2022
受賞作品発表!
ハンズのプライベートブランド「Hand Marks」端材・廃材シリーズを活用したサステナブルな取り組みとして作品を募集した「端材でハンズメイド大賞」。たくさんの応募作品の中から厳正なる審査を経て、ついに受賞10作品が決定しました!


カップ本体は紙管、持ち手は革端材を使用。さらにカップの底にマグネットシートを貼ることで、元の位置に戻しやすくする工夫も!



受賞者コメント
現在、私は両親の介護中なのですが、介護は「する側」も「される側」も本当に大変なことがたくさんあります。
少しでもお互いが楽しめること、幸せな気持ちになれることはないかと思いながら日々過ごしています。
この作品は父がいつも飲み忘れそうになるお薬を、大好きなコーヒーを飲む時みたいに少しでも楽しい気持ちで飲んでもらえたら、という思いから生まれました。
審査員コメント
ご家族への思いやり、愛情がたっぷりと込められた作品に多くの審査員が心を動かされました。
ディティールにこだわったデザインに加え、お薬ケースの持ちやすさや軽さ、戻しやすさなどの機能性のポイントとなる部分に「紙管」「革」「マグネットシート」それぞれの端材がしっかりと活かされている点も高く評価されました。
捨てられてしまうはずだった端材がご家族への思いをきっかけに実用性を取り戻し、最終的には多くの人々の心を動かす存在に生まれ変わった、まさに「大賞」に相応しい作品です。


ワイヤーでスポンジを巻き付けながら大きさを調整し、猫の「マークン」をつくりました。スポンジのもこもこした質感で猫のフワフワした感触を表現しています。端材ならではの不揃いの色や形が圧倒的な存在感を放っています。

その他の材料・道具
ワイヤー、カプセルトイのケース、鈴
受賞者コメント
優秀賞に選んでいただき誠にありがとうございます!
評価していただけたことも、渋谷店で展示していただけることも、つくり手として最高に嬉しいです。今後の創作活動でも励みや誇りになっていくと思います。
作品には僕の愛とアイデアを全て込めました。「猫への愛おしさ」と「10年ほど様々なコンテストで磨いてきた発想力」を混ぜ合わせた具体的な形がこの「スポンジワイヤー猫のマークン」であり、スポンジの触感と色合いで唯一無二のアートになっていると思います。
この猫ちゃんはもはや「僕の子供」と言っても過言ではありません。もう一人の親はこのコンテストを開催してくださったハンズ様です。面白いコンテストを開催していただき、誠にありがとうございました!
審査員コメント
形を固定するのが難しいスポンジの端材を最大限に活用し、猫ならではのしなやかな体のラインを見事に表現している点が高く評価されました。
骨組みの中に鈴が仕込まれていて、抱きかかえるとチリンチリン鳴き声がするという遊び心も素敵です!




今、私が端材に対して思うことは、端材とは創造と同時に生まれる可能性であり、新しい創造の始まりだということです。 使い方次第で変化する、希少な価値を秘めた別の素材です。
この作品では、"塵も積もれば山となる"という言葉の通り、素材単体では儚いものですが、集結させて絢爛な形を成せたと思います。
審査員コメント
紙管という端材の可能性を感じさせる、計算された構造と洗練されたデザインの作品です。
ライトを灯した瞬間壁一面に広がる幾何学的なシルエットが、蝶の群れの躍動と神秘を見事に表現しており、鮮烈な印象を残しました。


「猫の天国ネズミの王国」

板(シナ合板)、アクリル棒材、バネ、アクリル塗料、ナイロン糸 ほか
お酒を飲みながら逃走中の強盗とそれを手伝う猫の親子。下ではネズミが車輪を回し、背景からは猫の大ボスや長老ネズミが顔を出し、塀の裏ではネズミに騙される猫の姿も展開されます。 全てが連動し、完璧に動く形に仕上げるまで実に250時間を要したという大作です。
ハンドルを回すと全ての仕掛けがいきいきと動き出す様子をぜひご覧いただきたく思います。今回賞をいただき、新たな作品創作への励みとなりました。
審査員コメント
現物審査では、画像だけでは伝わらない精巧さに多くの審査員が足を止めました。
発想、技術レベル、細部ヘのこだわり。どれを取ってもすばらしく、作品にかけた思いが伝わってきます。考え込まれたストーリーにワクワクが止まりませんでした!


アンキロサウルス

海のゴミ(海洋プラスチック)、シーグラス、グルーガン、電球
「アンキロサウルス」はその活動で拾った海洋プラスチックと端材のプラコーンを組み合わせてつくられています。
プラコーンからビームのようにライトが出る仕掛けもポイントです。
今回の作品「アンキロサウルス」はハンズさんの端材シリーズの商品プラス海ゴミでつくりあげたものです。 ハンズさんと「陸のかいぶつ」で少しでも海ゴミの現状や端材の可能性を発信することでサステナブルな取り組みについての認知を広げられたら嬉しいです。
審査員コメント
指定材料の端材はもちろん「海で拾ったゴミ」も活用されており、「大好きな海の生物が住む場所をきれいにしたい」という思いが見る人にまっすぐ伝わってきます。また、大人たちの作品と並んでも引けを取らないデザイン性や独創性も高く評価されました。
海のゴミがなくなることをゴールとして活動している「陸のかいぶつと海のかいじゅう」くん。この作品をきっかけに多くの人に活動の輪が広がっていきますように!


手持ちの革端材、キャンバスボード、アクリル絵の具、メディウム
端材の革の色味や型押しの質感からインスピレーションを得て、ウミガメが優雅に海を泳ぐ姿を表現しています。全ての部分に革の端材を活用した点がこだわりです。
革の流通や製作過程で生じる革端材を活用することで微力ながら廃棄物の減量を図り、結果として温室効果ガスの排出量を削減できるのではないかと考えました。
ウミガメも環境問題に影響を受けている生物の一種です。SDGsに取り組むと同時に、みなさまに何か感じていただくきっかけとなる作品になりましたら幸いです。作品をご覧いただき誠にありがとうございます。
審査員コメント 絵画と見紛うほどのクオリティ、芸術性の高さから、「部屋に飾りたい!」という声が多く聞かれました。ものによって厚さや質感、断面の処理方法が異なるという端材特有の課題を、技術力と創意工夫でカバーし、美しく仕上げている点も評価されました。



端材をあつめたろうそく芯パック、スエード生地(合皮)、フェルトボール、ボタン、革ひも、ちりめん生地、ビーズ、接着剤
5歳の女の子が、大好きなピンク色のふわふわスポンジと、大好きなパープルのロウソク芯でスポンジの妖精をつくりました。
妖精さんは一緒にきらきらのハートを探してくれます。大好物は3段重ねのスポンジケーキ! 今日も一緒にきらきらのハートを探すお手伝いへ出掛けます。
結果を伝えた時の娘の笑顔はいつまでも心に残る一生の宝物となりました。
作品を発送する際には、「しあわせようせい」のご飯や空気などを心配している姿を見て、愛と生命が吹き込まれていると感じました。
「これ私の好きな色がたくさん入ってる!」とキラキラした目で抱きしめていた「端材」のパックは、しあわせを形づくる最高の材料だったようです。

(丸林 佐和子)さん
造形作家
審査員コメント
素直な感性が光るかわいらしい作品で、細やかな装飾や工夫がされた「ようせいさん」は大人の作品が並ぶ中でも目を引きました。
現物審査の際「ようせいさんのお腹が空かないようにケーキもつくったから一緒に送ってあげて!」と頼まれたというお母様からのメッセージに、ヨッキーちゃんの頭の中の物語やイメージを形にした作品であること、お母様との楽しい時間を共有しながらつくったことが伝わり、自然と笑みがこぼれました。
造形にはそういった過程がとても大切ですし、その豊かな時間が作品に表れていると思います。
私が決めた賞ではありますが、他の審査員の方々からの評価も高く、たくさんの人に作品の良さが伝わっていましたよ。
ヨッキーちゃん、どうぞこれからも楽しくつくり続けてくださいね。
本当にかわいくて、楽しい気持ちになる作品でした。受賞おめでとうございます。




平ゴム、ジオラマスポンジ
端材の木の雰囲気に合わせて上面は葉っぱをイメージした緑色にし、動物をモチーフにしたペーパーウェイトが置けるようになっています。
ほっぺをつねったら現実でした。
おどろいた後はとっても嬉しい気持ちになりました。
ありがとうございます。
この「万能だな(棚)」で机の上が片付くといいなと思いながらつくりました。
ゴムを波なみにして固めたり、反対側にマグネットシートをつけて どちら側でもすぐ文具が取り出せるようにしました。

ダンボール工作所所長
地産ガチャ仕掛け人
審査員コメント
端材を前にアレコレ手を動かしながら試行錯誤している様子が伝わってきました。同時にその時間こそが当コンテストの本質であると気付かされました。
捨てられるはずだった端材が勉強机の上で自慢げに置かれている光景は唯一無二のものでしょう。
マグネットシートの部分が使いやすそうでいいですね!



時計板、手持ちの革端材、金属パーツ、アクリル絵の具、針金、手芸用テープ
羽と葉にはアクリル絵の具でリアルさを加えつつ、ちょっとユーモラスでピリッとした唯一無二の作品に仕上がっています。
そんな優しさとクールさを羽根の色にのせてつくったつもりです。
今回、審査員の方の目に留まり選んでいただいたことは最高の喜びです。
そして賞をいただけた事がこれからの人生の希望になりました。ありがとうございました。

株式会社クリーマ 取締役
イベント・ストア・
ビジネスアライアンス
Div. GM
審査員コメント
革の端材から着想した発想力や作品制作における技術レベルが素晴らしいのに加えて、実用性があり販売ができるという観点で選出させていただきました。
商品として販売できる=再現性があり、素材となっている革の端材の販売自体にも繋がるため、サステナブルな取り組みになっていくと感じます。
端材の特性を生かして様々なデザインのハシビロコウや他の生物に変化する姿もまた見てみたいと思います。



糸、綿、ワイヤー、メノウ、スパンコール
足にはワイヤーが入っており、本物のようにくねらせることができます。吸盤はスパンコールで再現 ! 作者お気に入りの「漏斗」もポイントです。
敢えて革の一部を縫い合わせない状態にしたことで、より本物に近いフォルムの表現に成功しています。
タコらしさを追求するためYouTubeでタコの歩き方を研究し、繊細な動きを表現するために足の部分にワイヤーを入れて先端までくねくねと曲がるようにしました。
ちなみに墨を吐き出す漏斗管も付いています。 本作は手縫いで制作したため、針を何本も折り指にもタコができました。そんな苦労もあり、受賞した時は喜びもひとしおでした。

株式会社クリーマ
ディレクター/
コンテンツ編集長
審査員コメント
せっかくだから細長い革の端材の形を生かしたい。端材らしく継ぎはぎ感を残したい」そんな端材をものづくりの素材として尊重するつくり手としての姿勢が随所に見える作品で、捨てられていた端材の可能性を感じました。
その上この完成度の高さ。ワイヤーで曲がる8本足に、スパンコールで表現した吸盤、タコの漏斗まで......!
端材を活用した作品として出色の出来栄えだと思います。本物感と可愛らしさの絶妙なバランスも最高です。
渋谷店にて受賞作品展示会開催!
会場:ハンズ渋谷店 1Aフロア
捨てられてしまうはずだった「端材・廃材」が、思いの詰まった「作品」として生まれ変わった姿をこの機会にぜひご覧ください。 ご来店お待ちしています!
端材でハンズメイド大賞 2022
受賞作品発表!
ハンズのプライベートブランド「Hand Marks」端材・廃材シリーズを活用したサステナブルな取り組みとして作品を募集した「端材でハンズメイド大賞」。たくさんの応募作品の中から厳正なる審査を経て、ついに受賞10作品が決定しました!


お薬ステーション
カップ本体は紙管、持ち手は革端材を使用。さらにカップの底にマグネットシートを貼ることで、元の位置に戻しやすくする工夫も!



受賞者コメント
現在、私は両親の介護中なのですが、介護は「する側」も「される側」も本当に大変なことがたくさんあります。
少しでもお互いが楽しめること、幸せな気持ちになれることはないかと思いながら日々過ごしています。
この作品は父がいつも飲み忘れそうになるお薬を、大好きなコーヒーを飲む時みたいに少しでも楽しい気持ちで飲んでもらえたら、という思いから生まれました。
審査員コメント
ご家族への思いやり、愛情がたっぷりと込められた作品に多くの審査員が心を動かされました。
ディティールにこだわったデザインに加え、お薬ケースの持ちやすさや軽さ、戻しやすさなどの機能性のポイントとなる部分に「紙管」「革」「マグネットシート」それぞれの端材がしっかりと活かされている点も高く評価されました。
捨てられてしまうはずだった端材がご家族への思いをきっかけに実用性を取り戻し、最終的には多くの人々の心を動かす存在に生まれ変わった、まさに「大賞」に相応しい作品です。


猫のマークン
ワイヤーでスポンジを巻き付けながら大きさを調整し、猫の「マークン」をつくりました。スポンジのもこもこした質感で猫のフワフワした感触を表現しています。端材ならではの不揃いの色や形が圧倒的な存在感を放っています。

受賞者コメント
優秀賞に選んでいただき誠にありがとうございます!
評価していただけたことも、渋谷店で展示していただけることも、つくり手として最高に嬉しいです。今後の創作活動でも励みや誇りになっていくと思います。
作品には僕の愛とアイデアを全て込めました。「猫への愛おしさ」と「10年ほど様々なコンテストで磨いてきた発想力」を混ぜ合わせた具体的な形がこの「スポンジワイヤー猫のマークン」であり、スポンジの触感と色合いで唯一無二のアートになっていると思います。
この猫ちゃんはもはや「僕の子供」と言っても過言ではありません。もう一人の親はこのコンテストを開催してくださったハンズ様です。面白いコンテストを開催していただき、誠にありがとうございました!
審査員コメント
形を固定するのが難しいスポンジの端材を最大限に活用し、猫ならではのしなやかな体のラインを見事に表現している点が高く評価されました。
骨組みの中に鈴が仕込まれていて、抱きかかえるとチリンチリン鳴き声がするという遊び心も素敵です!




今、私が端材に対して思うことは、端材とは創造と同時に生まれる可能性であり、新しい創造の始まりだということです。 使い方次第で変化する、希少な価値を秘めた別の素材です。
この作品では、"塵も積もれば山となる"という言葉の通り、素材単体では儚いものですが、集結させて絢爛な形を成せたと思います。
審査員コメント
紙管という端材の可能性を感じさせる、計算された構造と洗練されたデザインの作品です。
ライトを灯した瞬間壁一面に広がる幾何学的なシルエットが、蝶の群れの躍動と神秘を見事に表現しており、鮮烈な印象を残しました。


「猫の天国ネズミの王国」
お酒を飲みながら逃走中の強盗とそれを手伝う猫の親子。下ではネズミが車輪を回し、背景からは猫の大ボスや長老ネズミが顔を出し、塀の裏ではネズミに騙される猫の姿も展開されます。 全てが連動し、完璧に動く形に仕上げるまで実に250時間を要したという大作です。

ハンドルを回すと全ての仕掛けがいきいきと動き出す様子をぜひご覧いただきたく思います。今回賞をいただき、新たな作品創作への励みとなりました。
審査員コメント
現物審査では、画像だけでは伝わらない精巧さに多くの審査員が足を止めました。
発想、技術レベル、細部ヘのこだわり。どれを取ってもすばらしく、作品にかけた思いが伝わってきます。考え込まれたストーリーにワクワクが止まりませんでした!


アンキロサウルス
海のかいじゅう
「アンキロサウルス」はその活動で拾った海洋プラスチックと端材のプラコーンを組み合わせてつくられています。
プラコーンからビームのようにライトが出る仕掛けもポイントです。

今回の作品「アンキロサウルス」はハンズさんの端材シリーズの商品プラス海ゴミでつくりあげたものです。 ハンズさんと「陸のかいぶつ」で少しでも海ゴミの現状や端材の可能性を発信することでサステナブルな取り組みについての認知を広げられたら嬉しいです。
審査員コメント
指定材料の端材はもちろん「海で拾ったゴミ」も活用されており、「大好きな海の生物が住む場所をきれいにしたい」という思いが見る人にまっすぐ伝わってきます。また、大人たちの作品と並んでも引けを取らないデザイン性や独創性も高く評価されました。
海のゴミがなくなることをゴールとして活動している「陸のかいぶつと海のかいじゅう」くん。この作品をきっかけに多くの人に活動の輪が広がっていきますように!

端材の革の色味や型押しの質感からインスピレーションを得て、ウミガメが優雅に海を泳ぐ姿を表現しています。全ての部分に革の端材を活用した点がこだわりです。

革の流通や製作過程で生じる革端材を活用することで微力ながら廃棄物の減量を図り、結果として温室効果ガスの排出量を削減できるのではないかと考えました。
ウミガメも環境問題に影響を受けている生物の一種です。SDGsに取り組むと同時に、みなさまに何か感じていただくきっかけとなる作品になりましたら幸いです。作品をご覧いただき誠にありがとうございます。
審査員コメント 絵画と見紛うほどのクオリティ、芸術性の高さから、「部屋に飾りたい!」という声が多く聞かれました。ものによって厚さや質感、断面の処理方法が異なるという端材特有の課題を、技術力と創意工夫でカバーし、美しく仕上げている点も評価されました。


5歳の女の子が、大好きなピンク色のふわふわスポンジと、大好きなパープルのロウソク芯でスポンジの妖精をつくりました。
妖精さんは一緒にきらきらのハートを探してくれます。大好物は3段重ねのスポンジケーキ! 今日も一緒にきらきらのハートを探すお手伝いへ出掛けます。

端材をあつめたろうそく芯パック、スエード生地(合皮)、フェルトボール、ボタン、革ひも、ちりめん生地、ビーズ、接着剤
結果を伝えた時の娘の笑顔はいつまでも心に残る一生の宝物となりました。
作品を発送する際には、「しあわせようせい」のご飯や空気などを心配している姿を見て、愛と生命が吹き込まれていると感じました。
「これ私の好きな色がたくさん入ってる!」とキラキラした目で抱きしめていた「端材」のパックは、しあわせを形づくる最高の材料だったようです。

(丸林 佐和子)さん
造形作家
審査員コメント
素直な感性が光るかわいらしい作品で、細やかな装飾や工夫がされた「ようせいさん」は大人の作品が並ぶ中でも目を引きました。
現物審査の際「ようせいさんのお腹が空かないようにケーキもつくったから一緒に送ってあげて!」と頼まれたというお母様からのメッセージに、ヨッキーちゃんの頭の中の物語やイメージを形にした作品であること、お母様との楽しい時間を共有しながらつくったことが伝わり、自然と笑みがこぼれました。
造形にはそういった過程がとても大切ですし、その豊かな時間が作品に表れていると思います。
私が決めた賞ではありますが、他の審査員の方々からの評価も高く、たくさんの人に作品の良さが伝わっていましたよ。
ヨッキーちゃん、どうぞこれからも楽しくつくり続けてくださいね。
本当にかわいくて、楽しい気持ちになる作品でした。受賞おめでとうございます。


端材の木の雰囲気に合わせて上面は葉っぱをイメージした緑色にし、動物をモチーフにしたペーパーウェイトが置けるようになっています。


ほっぺをつねったら現実でした。
おどろいた後はとっても嬉しい気持ちになりました。
ありがとうございます。
この「万能だな(棚)」で机の上が片付くといいなと思いながらつくりました。
ゴムを波なみにして固めたり、反対側にマグネットシートをつけて どちら側でもすぐ文具が取り出せるようにしました。

ダンボール工作所所長
地産ガチャ仕掛け人
審査員コメント
端材を前にアレコレ手を動かしながら試行錯誤している様子が伝わってきました。同時にその時間こそが当コンテストの本質であると気付かされました。
捨てられるはずだった端材が勉強机の上で自慢げに置かれている光景は唯一無二のものでしょう。
マグネットシートの部分が使いやすそうでいいですね!


羽と葉にはアクリル絵の具でリアルさを加えつつ、ちょっとユーモラスでピリッとした唯一無二の作品に仕上がっています。

そんな優しさとクールさを羽根の色にのせてつくったつもりです。
今回、審査員の方の目に留まり選んでいただいたことは最高の喜びです。
そして賞をいただけた事がこれからの人生の希望になりました。ありがとうございました。

株式会社クリーマ 取締役
イベント・ストア・ビジネスアライアンス
Div. GM
審査員コメント
革の端材から着想した発想力や作品制作における技術レベルが素晴らしいのに加えて、実用性があり販売ができるという観点で選出させていただきました。
商品として販売できる=再現性があり、素材となっている革の端材の販売自体にも繋がるため、サステナブルな取り組みになっていくと感じます。
端材の特性を生かして様々なデザインのハシビロコウや他の生物に変化する姿もまた見てみたいと思います。


足にはワイヤーが入っており、本物のようにくねらせることができます。吸盤はスパンコールで再現 ! 作者お気に入りの「漏斗」もポイントです。
敢えて革の一部を縫い合わせない状態にしたことで、より本物に近いフォルムの表現に成功しています。

タコらしさを追求するためYouTubeでタコの歩き方を研究し、繊細な動きを表現するために足の部分にワイヤーを入れて先端までくねくねと曲がるようにしました。
ちなみに墨を吐き出す漏斗管も付いています。 本作は手縫いで制作したため、針を何本も折り指にもタコができました。そんな苦労もあり、受賞した時は喜びもひとしおでした。

ディレクター/コンテンツ編集長
審査員コメント
せっかくだから細長い革の端材の形を生かしたい。端材らしく継ぎはぎ感を残したい」そんな端材をものづくりの素材として尊重するつくり手としての姿勢が随所に見える作品で、捨てられていた端材の可能性を感じました。
その上この完成度の高さ。ワイヤーで曲がる8本足に、スパンコールで表現した吸盤、タコの漏斗まで......!
端材を活用した作品として出色の出来栄えだと思います。本物感と可愛らしさの絶妙なバランスも最高です。
渋谷店にて受賞作品展示会開催!
会場:ハンズ渋谷店 1Aフロア
展示いたします。
捨てられてしまうはずだった「端材・廃材」が、思いの詰まった「作品」として生まれ変わった姿をこの機会にぜひご覧ください。 ご来店お待ちしています!